2014年01月30日

肝臓癌闘病記(5)感染症

手術後10日くらいすると、痛みもかなり治まって来ました。と言っても、ロキソニンを飲まないと寝れないレベルですが。
熱も出なくなり、このまま回復して行けば退院か、という感じだったのですが、2週間めくらいに40度を超える熱が出ました。
これも後で聞いたのですが、血液が細菌に感染して体中に流れている状態、いわゆる敗血症だったそうです。
敗血症は場合によっては死亡することもある、けっこう危ない病気です。
5日ほどで治ったのですが、血中の細菌の検査のために、動脈から採血する必要がありました。
鼠蹊部から取るのですが、これがめっちゃ痛かった!3回くらいやられました。
動脈なので、けっこう深いところにあるんですよね。

入院後1ヶ月くらい経ち、だいぶ回復して来た時に、また熱がでました。
今回は38度台が毎晩出るというもの。
血液検査の結果、院内感染(MRSA)とわかりました。
MRSAとは、病院内にのみ存在する、薬品に対する耐性を持つブドウ球菌に感染する病気です。
病院には様々な患者さんが来ますので、一般にはあまりいない菌もいたりします。
また、そういう菌の治療に薬品を使いますが、そういう薬品に耐性を持つ菌が生まれたりもします。
そういう、通常には存在しない菌に感染してしまったわけです。
これに効く薬は限られており、私の場合はバンコマイシンという抗生物質を投与されました。
これがかなり大量かつ長期に渡り、入院期間を延ばすことになりました。
posted by インサック at 12:57| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

肝臓癌闘病記(4)手術


手術は2013年9月9日でした。
全身麻酔の手術は2回目ですが、やはり手術室に行くまではすごく不安ですね。
実際は数秒で麻酔が効き、目が覚めたら終わってるんですが。
手術室に入り、まず脊髄硬膜外麻酔を行います。
痛みもけっこうありましたが、それよりも、脊髄の近くに針を刺すということが、生理的に気持ち悪かったです。
朝9時に手術開始、目が覚めたら夜の10:30でした。13時間、大手術の部類でしょう。
腹には6本チューブが入り、加えて尿道カテーテルと鼻から胃にもチューブが入り、合計8本です。
この時点では痛みも熱もなく、意外とたいしたことないなあ、と思っていたのですが、その思いはすぐ覆ることになります。

手術翌日、麻酔が切れたら激しい痛みが襲ってきました。
ちょっとでも動くとすごく痛く、仰向けになったまま身動きできません。
体をずらして少しでも楽な姿勢を探すのですが、どんな姿勢でも痛いです。
あまりの激痛にうめき声が出ます。そんなのドラマとかの演出だけだと思っていたのですが、人間本当に苦しい時は、自然に声が出てしまうものなんですね。
痛みが襲って来たら、もう自分の意思とは無関係に、痛みのことしか頭にはありません。
ひとたびそういう波が来ると、そのことしか考えられなくなるって、恋に似てるよね。とかすかに思いました。
手術後1週間ほどは、激痛にひたすら耐えるか、鎮痛剤(これがけっこう強いものだったらしい)の副作用でもうろうとしているかでした。食事は一切できません。痛さで起き上がることもできないので。
発熱もあり、常時38-39度でした。
正直、この期間の記憶はあまりないのですが、両手両足に点滴されていたのは覚えています。
後から聞いた話だと、肝不全の状態だったらしく、血圧が200以上(測定不可能)だったそうです。
たぶんほっとくと死ぬような状態だったんでしょう。呼吸が浅くしかできませんでした。
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肝臓癌闘病記(3)手術前の説明


タイの病院では、腫瘍の切除手術を勧められました。
費用は、手術のみで25-30万バーツ。日本円にして75-90万円です。
日本の健康保険を使った方が安く、かつ手術前後の説明を日本語で聞きたかったので、日本で行うことにしました。
日本の病院でも検査を行い、間違いなくがんであろうと。
肝臓がんは、実は原因のほとんどはウィルス性です。
C型肝炎が70%、B型が20%、残りはアルコール性肝炎の進行等です。
逆に言うと、肝炎ウィルスのキャリアでない人は、まず肝臓がんにならないんですね。

C型の場合、慢性肝炎から肝硬変になり、肝臓がんになる人が圧倒的のようです。
B型も同じなのですが、B型のみ、ごくまれに(1%以下の確率で)無症状からいきなりがんになることがあるそうです。
これが私のケースです。
軽度の脂肪肝にはなっていたそうですが、ほぼ健康な肝臓に、1%以下の確率でがんができてしまったわけです。
お医者様からは、転移は見られず、腫瘍もひとつだけなので、切除すれば完治する。再発の可能性は1%以下との説明を受けました。
また、血液検査での結果、抗体ができており(今回初めて)、ウィルスの活動量は低いことも判明しました。
ということで、今後B型ウィルスが活発化する可能性は低く、肝炎-肝硬変という進行になる可能性は低いこともわかりました。

手術ですが、みぞおちの下からJ字型に40cmほど切開するとのこと。
また、肝臓は血液が集まる器官なので、肝臓の切除と共に血管の止血・胆汁が漏れないような措置等が必要となり、簡単な手術ではないそうです。
80年代は手術後の死亡率は20%だったとのこと。今は1%だそうです。

他の臓器と違い、肝臓には再生能力があり、半年ほどで元の大きさに戻るそうです。
今回は前区域切除となり、肝臓の右部分を切除します。全体の30%程度です。
お医者様の説明では、10日くらいで退院できるとのことでした。このときは。
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肝臓癌闘病記(2)肝臓癌の発見


私は2010年末よりタイに移住しましたが、移住後一度も健康診断を受けていませんでした。
2013年に、当時勤務していた会社の健康診断があったので、3年ぶりに受けてみました。
この検診で、肝臓がんが見つかりました。
エコー検査で肝臓に影があり、AFPという腫瘍マーカーが500という値を示していました。
腫瘍マーカーとは、腫瘍がある時だけ体内から発見される物質です。
胃がん・肺がん等、がんの種類によって別々のマーカーがありますが、肝臓がんの場合はAFPです。
これは、肝臓がんではない場合、0-一桁の値になります。
ということは、500ある時点でほぼ間違いなく肝臓がんということです。
とりあえず、再度精密検査をすることになりました。

MRIやCTスキャンの結果、直径3.5-4cmの腫瘍がひとつあることが確定的になりました。
全くの無症状でした。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、症状が出にくい器官です。
また、平常時は全能力の20-30%しか使っていないらしく、腫瘍がひとつできたくらいではパフォーマンスは変わらないようです。肝臓の80%が癌化でもしない限りは。もっとも、そういう状態では手遅れですが。

がんにはステージという概念があります。
肝臓がんの場合、腫瘍が一つで、大きさは2cm以下、血管までがんが入り込んでいない状態がステージ1。
2,3,4と重症になって行きます。
私の場合、腫瘍が2cm以上なのでステージ2ですが、ステージ2の5年生存率は40%です。60%の人が、5年生きられないのです。
これは、通常肝臓がんは肝硬変の進行の結果発生するので、がんを切除しても肝臓自体の機能が落ちていることが多いためと思われます。
私のケースはそうではありませんでいした(詳しくは後述します)。
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肝臓癌闘病記(1)発見の背景

2013年7月の健康診断で肝臓に3.5cmの腫瘍がみつかり、2013年9月に手術を行いました。
自分にとっても初めての体験で、かなりヘヴィな状態にもなりましたので、ここに記録を残したいと思います。

私の母はB型肝炎ウィルス保有者(キャリア)でした。
祖母から母子感染したものですが、このウィルスが原因で肝炎・肝硬変となり、最終的には肝不全で58歳で逝去しました。
母の弟(私のとっての叔父)も同様の理由で死去しています。
叔父のケースでは肝臓がんもできていたようです。
他の母の兄弟は、ウィルスのキャリアでしたが発症せず、いわゆる「無症候性キャリア」で、現在も存命です。

私も母子感染で、B型肝炎ウィルスのキャリアです。
社会人になってすぐの健康診断でGPTが400IU/Lあり(正常値は5-45IU/L)、精密検査の結果発覚ました。
それからはインターフェロンを投与したり等の治療を行い、GPTも正常値に戻り、無症候性キャリアの状態になりました。
これらの治療は私が20代のうちに終了しており、その後も定期的に検査は受けていましたが、GPT・GOTは概ね正常値内に収まっており、肝硬変になる可能性は非常に低いものでした。

ちなみに、成人の方がB型肝炎ウィルスに感染しても、多くの場合無症状のうちに抗体ができ、大事には至りません。
私の場合、免疫系ができていない新生児で感染したため、体がウィルスを外敵と認識できず、抗体ができない状態でした。
今は抗体ができています。
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2012年08月19日

ラオス・ルアンパバーン(3)

今日はラオスの首都ヴィエンチャンまでバスで移動します。
9時間と聞いていましたが、11時間かかりました……

LPQ bus station.jpg
ルアンパバーンのバスターミナル。
これでもラオス第二の都市です。

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時刻表。
これでも(略)

bus to VTE.jpg
これでヴィエンチャンに向かいます。
席はわりと快適。冷房効きすぎでしたけど。

japanese bus.jpg
日本製の中古バスも活躍中。
日本だと廃車レベルだと思いますが、ラオスでは貴重な移動手段です。

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ルアンパバーンから数時間行ったところの市場。本当に山の中。
瓜系が多いですね。ラオス人の女の子が死ぬほど買い込んでました。おいしいのかな?

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ある意味、これを見るために陸路を選択したようなものです。
美しい……

と言いつつも、ヴィエンチャンに着いたのは夜7時すぎ。
疲れた……おなかすいた……
ということで、ヴィエンチャンの中心ナンプ(噴水広場)近くのレストラン「コプチャイドゥー」へ。

khop chai deu.jpg
ここ、はるか昔も来たことありますが、清潔でおしゃれでおいしい、なかなか素晴らしいレストランです。

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またしてもおっしゃれー。

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ラオス風サラダ。
味噌味ドレッシングがおいしかったです。

翌朝、メコン川に行ってみると、驚愕!!
VTE riverside.jpg
護岸工事が完工し、すごいきれいになってました。
昔は普通に河原で、レストランがたくさんあって、河原にゴザしいてビール飲めたのになあ……
ちょっと寂しいです。
ラオスと北朝鮮の国旗が揚がっていました。
ラオスは社会主義国家として、北朝鮮の数少ない友好国なんですね。
テレビでも、首領様とラオスの大統領が握手するシーンをよく流してました。
いわゆるプロパガンダ?
しかしラオスみたいにある程度解放されている国でやっても、あまり効果ないかも知れませんね。

そのあとは、ベタに

that luang.jpg
タート・ルアン行ってー

patousai.jpg
パトゥーサイ行ってー

陸路で国境を超え、ウドンタニから飛行機です。

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イミグレ。

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タイ・ラオス国境。左がラオス、右がタイ。

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ウドンタニの飛行場で食べ物たくさん買って、バンコクに戻りました。
そして次の日朝7:30の飛行機で日本に出張しました……


















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ラオス・ルアンパバーン(2)

夜はナイトマーケットへ。
周辺の少数民族の人も多いようです。
LPQ night market.jpg
かばん。
雑貨類のデザインは、タイより洗練されていると思います。
シックなものが多いのは、年配の白人観光客が多いせいでしょうか?

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ラオスの焼酎、ラオ・ラーオ。
蛇を漬け込んでいるものもあります。まむし焼酎ですな。
子供のころじいちゃんも作ってたな。

coconuts garden.jpg
夕食を食べたレストラン。
くっそおしゃれ。
タイみたいに大音量で音楽かけたりしませんし、照明の使い方がうまい。
タイでもこういうレストランが増えて欲しいです。無理だろうけど。
ルアンパバーンでは、ほとんどのホテル・レストランがWi-Fi完備です。海外から来た人間にとっては、とても助かります。
日本のほうが環境悪いくらい。

icon club.jpg
ハンガリー出身の女性が経営しているバー。
くっそおしゃれ。
こういうインテリアのセンスはタイより上ですな。

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一夜明けて、朝ごはん。
川沿いのオープンエアです。
ラオスはコーヒーがおいしいなあ。

khmu spa.jpg
山岳少数民族、カム族のマッサージ。
受けてみましたが、タイマッサージとあまり変わらない?
でも気持ちよかったです。

bugget sand.jpg
バゲットサンド。
フランスパンにいろんな具を挟んだ、ラオスではメジャーな軽食。
具はアジア風で、マギーソースやスイートチリソースをかけて食べます。
これがおいしい!!
というか、パンがおいしいんですね。
フランスの植民地だったから、フランスパンの製法も根付いているみたいです。

steambath.jpg
こちらが、ラオスに行く人に激しくお勧めしたい薬草サウナです!!
私元々そんなにサウナ好きじゃないんですが、これはほんと気持ちいい。
部屋の床がすのこ状になっていて、下に薬草を入れた大きな鍋的なものがあり、ガンガン沸かす。という、非常にプリミティヴなサウナですが、上がった後はお肌スベスベです!

steambath2.jpg
部屋はこのようい男女別になっています。
普通のサウナは窓がなく真っ暗なのですが、ここは天窓があって明るかったです。
最高。

LPQmarket.jpg
市場。
いろんなもんが売ってますが、予想に反してゲテモノは少数。カエルくらいか。

market restaurant.jpg
市場の食堂。
全てヴェジタリアンです。

market restaurant2.jpg
お皿を渡され、好きなものを取って10,000Kip(100円)。
さっきバゲットサンド食べたんで遠慮しときましたが、トライすれば良かったかな〜。

lao beef.jpg
夕食で食べた、ラオススタイルの焼肉。
ソースがフランス料理みたいなクリームソースで、すごくおいしかったです。
こういうのもフランスの影響なのかな?

















posted by インサック at 14:57| Comment(0) | 国外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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